【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜

「…園田、離し…」



肩に置いた手に力を込めると、それを阻止するかのようにシャツをキュッと握られる。


“もう少しだけ、このまま…”


そんな心の声が聞こえてくるようだった。



だが…この状況はいただけない。


小さくため息をつきつつ、なるべく穏和に引き離そうとした、その時だった。



「…拓、海さん…!?」




微かに、よく聞き慣れた声が夜風に乗って耳に流れ込んできた気がした。



その声に導かれるように顔を上げ振り返ると…


大きな目を見開いて呆然と立ち尽くす、雅の姿があった。