【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜

「ど…どうしたんですか…!?」



さっき一瞬過ぎった“襲われるんじゃ!?”という不安が蘇ってくる。


体を強張らせていると、三神さんはいつもと少し違う妖艶な笑みを浮かべた。



「まだオレの作戦は終わってないからね。キミにはもう一仕事してもらわないと」


「……?」



…作戦?もう一仕事??


その意味がわからなくて、気を抜いた次の瞬間。



「あの人にも少し危機感を味わってもらおうか」


「え?…きゃっ──!!??」



一瞬、何が起こったのかわからなかった。



柔らかな弾力で背中を受け止められて目を開くと──


見えるのは天井と、
覆いかぶさるようにしてあたしの動きを封じる、綺麗な悪魔の笑顔だった。