「──ひゃっ…!」
三神さんの方へと倒れかけるあたしを、彼がもう片方の手で支える。
なんだか抱き合うような格好になってしまい、すぐ間近におキレイな顔が飛び込んできて、あたしは目を見張った。
「携帯しか持ってないのに、ここからどうやって戻るつもり?」
「あ……!」
そうだった…すっかり忘れてた!
場所もよくわからないしどうしよう?
というか…、この状況も問題よ!
三神さんは何故かあたしを離してくれず、じっと目を見つめている。
長めのハニーブラウンの前髪も、動く唇から零れる息すらもふりかかりそうな至近距離で。
三神さんの方へと倒れかけるあたしを、彼がもう片方の手で支える。
なんだか抱き合うような格好になってしまい、すぐ間近におキレイな顔が飛び込んできて、あたしは目を見張った。
「携帯しか持ってないのに、ここからどうやって戻るつもり?」
「あ……!」
そうだった…すっかり忘れてた!
場所もよくわからないしどうしよう?
というか…、この状況も問題よ!
三神さんは何故かあたしを離してくれず、じっと目を見つめている。
長めのハニーブラウンの前髪も、動く唇から零れる息すらもふりかかりそうな至近距離で。



