【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜

黙って俯いていると、三神さんはあたしの目の前にしゃがんで顔を覗き込んでくる。


そしてふっと優しく微笑んだ。



「何かあった時はオレが慰めてあげるって言ったでしょ?」



そう言って、あたしの頭をくしゃっと撫でる。


その手の温かさが、大好きな拓海さんの手と重なって…


──また涙が溢れた。



「…何で…そんなに優しくしてくれるんですか…?」



俯いて涙を堪えながら聞くと、三神さんはあたしの両手を引いて立ち上がらせる。



「相川ちゃんのことが好きだからだよ?」


「……嘘っぽい」



それを肯定も否定もせずに、三神さんはハハッと無邪気に笑った。