「雅……」 「あ…ダメ…っ、拓海さん…!」 ──時刻は午後7時。 オフィスに響くのは時計の針が動く音と、二人の声だけ。 「今更恥ずかしがるなよ。ここには俺しかいないんだから」 「でも……!」 「いいから見せろ」 「いや……やだ…ッ!」 ──バサッ。 「あぁぁ~~~!!」 必死の抵抗も虚しく、イジワル部長…もといイジワル彼氏はあたしに勝ち誇ったような笑みを向ける。 そしてその視線は手元へと移り……