ある冬の日に。[冬]

WINTER SONG(日本語訳)

「多分もう会えないわね」
君は静かに微笑んだ。
葉が枯れ、澄んだ夜空に星が瞬く頃、僕は君と出会った。
何故君と出会ったんだろう。
何故君を愛したんだろう。
冬と共に君は去っていくのに。

「きっとまたあえるよ」
僕は確かに泣いていた。
雪がとけ、花のつぼみが膨らむ頃僕は君を失った。
何故君と出会ったんだろう。
何故君を愛したんだろう。
冬と共に君は消えると知っていたのに。
僕は歌うよ
君の歌を、また君と出会えるように。
僕は歌うよ
冬の歌を君がいつまでもここにいられるように。

だからどうか消えないでおくれ、僕の愛しい冬の精よ。