「セイ、おかえりなさい?だろ。」 「ぅ~、おかえりなさぁいっ!」 「ククッ、ただいま。」 チュッと、音を立てセイの頬にキスをした。 「母ちゃん、僕の父ちゃんを取るんじゃねえぞっ!」 この糞餓鬼め。 コロッと態度を変えてしまう、私の馬鹿息子・セイであった。 「ほら、散歩行くぞ。」 これも、結婚してからの毎日の日課そして私の日々の楽しみでもある。 蘭達に家を任せて、私達家族は夜の公園へと歩きだした。