「指輪のサイズは5号で少し細めですが大丈夫でしょうか?」 「はい。」 凛の指はとんでもなく細い。 しょっちゅう手を繋いでるし、ある程度サイズは解っていた。 だから、そう即答出来た。 「では、裏に彫るメッセージのご記入をお願いします。」 俺は迷う事無く、サラサラと文字を記入した。 一旦店を出て受け取り時間までまだ暇なので俺はある場所に向かった。