「ハァ……」 深く、息を吐き出しながらキングサイズのベッドに沈む。 取り合えず、寝るか。 こんな日は寝るのが一番。 そう思って寝る体制に入る俺の視界に入ったのは、X'mas特集の旅行本。 万が一、凜と出掛けられたら行こうと付箋貼っといたんだっけ。 付箋は大量に貼ってあって、旅行本はかなりカラフル。 俺は付箋のページをもう一度一枚ずつ見た。