「すげーな、此処!病院じゃねえじゃん!ホテルじゃんホテル!」 興奮気味の空気の読まない奏が騒ぐと 「五月蝿い。」 流羽が肘で強く奏をどつく。 でも奏が言う通り、此処は本当に豪華な内装が施されていた。 夢に居る様な世界、だった。 センセは受付で鍵を貰ってきた様で、本当にホテルであるあるの風景だ。 「あの部屋だぞ。」 「ふーん。」 ふーんなんて、格好付けちゃったけど。 かなり、嬉しくてニヤつきそうになっちゃった。