~放課後~

「鈴木!」

後ろから声がした。

「何?」

振り向くと、そこには吉村君が居た。

「鈴木、お前さぁ、俺とセックスした事ある。って言ったんだって?」

ドキッ!

ばれた。どうしよう。どうしよう。

「・・・あ、あの!」

「もしかして、処女?」

ドキッ!

それだけは、バレたくない。

「言わないで!」

「ふーん。お前、嘘つきなんだ。」

そんな言い方されると、私が悪いのは分かってるのに、ものすごく傷つく。

「お願い!」

「嘘つきの味方するつもりねぇから。」

「・・・・・・。」

もう嫌だ。みんなにバレちゃう。

「今から本当にするんなら言わなくても良いぜ?」

「それって・・・・」

「俺の家、来るか?」

しょうがない。

でも、それで今日から処女じゃなくなるんだ。

「うん。行く。」