翌朝。
…と言うよりも。
あれから、俺はベッドの上でずっと考えてしまって。
気付いたら一睡も出来ていなかった。
ガタっと音がして、俺は母親が起きたのだと思う。
それから廊下を歩く音がして、俺の部屋の扉をノックする。
ガチャリと扉を開けて、
「いるのー?」
と俺を探す母親。
すぐにベッドにいる俺を見つけて溜息をついた。
「もう、昨日は遅かったわね」
「…ごめん」
「今日も出かけるの?」
「うん。だけど、今日は夕飯までには帰るよ」
「そう、わかったわ。遅くなるなら連絡ぐらいしなさい。
心配するでしょ」
「…わかった」
「朝ご飯は?」
「食べる」
「じゃあ、出来たら呼ぶわね」
それに返事をすると、母親は扉を閉めた。
それから足音が遠くなる。
俺は…小さく、はあっと息を吐く。
俺、藤井さんと関わってよかったのだろうか。
死体を見たいからと、安易に関わってよかったのだろうか。
…と言うよりも。
あれから、俺はベッドの上でずっと考えてしまって。
気付いたら一睡も出来ていなかった。
ガタっと音がして、俺は母親が起きたのだと思う。
それから廊下を歩く音がして、俺の部屋の扉をノックする。
ガチャリと扉を開けて、
「いるのー?」
と俺を探す母親。
すぐにベッドにいる俺を見つけて溜息をついた。
「もう、昨日は遅かったわね」
「…ごめん」
「今日も出かけるの?」
「うん。だけど、今日は夕飯までには帰るよ」
「そう、わかったわ。遅くなるなら連絡ぐらいしなさい。
心配するでしょ」
「…わかった」
「朝ご飯は?」
「食べる」
「じゃあ、出来たら呼ぶわね」
それに返事をすると、母親は扉を閉めた。
それから足音が遠くなる。
俺は…小さく、はあっと息を吐く。
俺、藤井さんと関わってよかったのだろうか。
死体を見たいからと、安易に関わってよかったのだろうか。