レンタル彼氏 Ⅰ【完結】

ぽろぽろ、ぽろぽろと、伊織への気持ちを吐き出した。

俺の言葉が、その最後のストッパーを外したみたいで。

ただ、ひたすら。

“伊織に会いたい”

そう、言っていた。


和は戸惑いながら、泣き続ける泉にホームページを探したらよくない?と提案した。
泉は顔をぱあっと明るくさせて、探してみると呟く。


顔を上げた時。

泉の首もとに目がいった。
その、細い首もとにある痣


それを見て、背中がぞくりとする。

…………首、締められた?
それ会わない、方がいいんじゃねえの。

きゃあきゃあと話す二人の会話を切って、言った。


「会う、覚悟あるのか?」


案の定、泉は目を点にする。

なあ、そこまでされても。

好きなの?
会いたいの?
探したいの?

「……泉と別れたがってた奴と会ったって、冷たくされんのがオチだろ?」


「…わ、わかんないじゃん」


どもりながら言う泉に、つい拳を強く握り締める。


「冷たくされたらどうすんだよ?
また…、泣くんだろ?」

その言葉に泉はハッとしたような顔になって俯いた。