レンタル彼氏 Ⅰ【完結】

明日は絶対に笑わないと。
無理をしてでも。

そう、思って翌日無理矢理登校したのに。
泉が欠席しやがった。


それを担任が言った時、和の痛い視線を浴びた。
出来たら逸らしたい。

と、逃してくれるはずもなく。


休み時間になり、俺は腕を捕まれて人気のないとこまで連れて行かれた。


和は仁王立ちすると、真正面から俺を見据えた。

「………言ったんだね」

もっと、がっつり聞かれると思ってたからちょっと意外。
目をパチパチさせると、和が俯いた。

「……………ごめん」


「……は?」

まだ俯きながら、和はうなだれた。

「……私が無理矢理言えっつったから…」


「……いや、言ってよかったよ?」


一応と付けたかったが、それは心の中だけにしといた。


「………いや、まじごめん」


「だからさ」


「……少し嫉妬した」


「はい?」



話の意図が掴めず、つい素っ頓狂な声が出てしまった。