レンタル彼氏 Ⅰ【完結】

泉はここ三日ほど、ずっとそわそわしてる。


何回も言うけど、これは俺が好きでよく見てるから気付くことだと思う。
和もそれに気付いていた。

彼氏について何も聞かなかったのは、やっぱり泉から聞きたかったんだと思う。

そわそわしてる泉の頭を軽くはたいた。


「いった、順二何?」


「まった、元気ないじゃん」


「………うるっさいなあ、ほっといてよー」


じゃあ、そんな顔してんなよ。
もっと、笑えよ。

なあ、きっとそうなんだろ?

「…………彼氏?」


その単語を出した途端。
泉の目が見開く。

図星ってか。


何も言えないってのは、肯定してることだってわからないかねぇ?



まあ、でも。

「俺でよければ話聞くよ?」

こんなこと、言っちゃう自分がちょっといい奴過ぎて切ない。

何で和に彼氏のこと言えないのか。
そんな理由考えたこともなかった。


具体的になんて考えてなかった。


次の泉の言葉を聞いて、愕然とした。