レンタル彼氏 Ⅰ【完結】

「和」

周りは休み時間。
皆、ご飯が食べ終わったのか集まって話をしている。

「おお、順二。何?」


「ちょっと話あるから来てくんねえ?」


「……いいよ?」

和は少し考えた後、にやりと不適に微笑んだ。

その笑顔にぞくりとしながら、俺は人気のいないところまで和を連れ出す。

「何、こんなとこまで」

和は髪の毛をかきあげながら、俺に言った。

「……あのさ、頼みたいことがあるんだけど」


「何、泉のこと?」


「……は?!」



今、なんて?

そんな俺にさっき見せた不適な笑みを浮かべながら、和は口を開く。


「…バレバレ」


「う、うそ?!」


「……………」


和は何も言わず、こくりと頷いた。


……………どうして当の本人は全く気付かないんでしょうか。


「それなら話が早い。
俺、告白したいんだよね」


「つ、ついに?!」


「ついにって」


「いつ告白すんのか、待ってたんだよ」


「はあ?!和、いつから気付いてたの?!」


「……中学二年?」

それに俺は吹き出した。