いくら私がそう叫んでも。


気付いてもらえないのはきっと。



あの子じゃないから。



だから、会って私はあの子に伊織を愛してあげてって。



そう、伝えたかったのに。


伊織、ごめんね。
ずっと一緒にいれなくて。



こんな私を許してね。




でも、私だけはずっと伊織の家族だから。
何があっても、ずっと。






      【完結】
      2011.9.17