生まれてこの方、恋をしたことがない。
誰かを好きになんかなれなかった。
理由はわかってる。
だって。
俺は誰も信用してない。
「どうぞ」
助手席を開けて、りさをエスコートする。
りさは慣れたように車に乗り込んだ。
運転手付きリムジンだってりさにはなんてことない。
だけど、俺と外出する時は俺のこの国産車に乗るのがお決まりだった。
りさがそっちのがいいんだと。
「どこ行く~?」
「伊織は何がいい?」
「俺?俺ねえ~おかか」
「えっ?」
「あ、いや、おかかのおにぎり食べようとしてたとこにりさからメール来て食べそびれたから」
「ふふっ…」
りさは綺麗に笑う。
口を大きく開けて、がさつに笑うようなことは決してない。
今も手を添えて、目を細めて笑っている。
「りさ、定食屋行こ」
「あ、うん」
笑うのを止めて、りさが頷いた。
誰かを好きになんかなれなかった。
理由はわかってる。
だって。
俺は誰も信用してない。
「どうぞ」
助手席を開けて、りさをエスコートする。
りさは慣れたように車に乗り込んだ。
運転手付きリムジンだってりさにはなんてことない。
だけど、俺と外出する時は俺のこの国産車に乗るのがお決まりだった。
りさがそっちのがいいんだと。
「どこ行く~?」
「伊織は何がいい?」
「俺?俺ねえ~おかか」
「えっ?」
「あ、いや、おかかのおにぎり食べようとしてたとこにりさからメール来て食べそびれたから」
「ふふっ…」
りさは綺麗に笑う。
口を大きく開けて、がさつに笑うようなことは決してない。
今も手を添えて、目を細めて笑っている。
「りさ、定食屋行こ」
「あ、うん」
笑うのを止めて、りさが頷いた。



