レンタル彼氏 Ⅰ【完結】

聖と別れて、俺は自分の部屋に入った。


寮といっても、一般的に想像するような狭苦しくさなんかはない。


寝室もある上にリビングはソファーに、テーブル、馬鹿でかい液晶テレビがあってもまだ広く感じるほどだ。


そこに毎日一人でいるんだ。



たまに気が狂いそうになって、おかしくなりそうな時に客に連絡をする。

ただ、欲求をぶつけたくて俺はそいつとセックスするんだ。




それで大体の客は俺を好きになる。


レンタル彼氏とゆう、仮面を被った道具同然の俺を好きだと言う。



その瞬間、俺は何もかも冷めて。

そいつに興味を見いだせなくなる。



頬を染めて、上目遣いで、俺を好きだと言う。




………………やめろよ。



俺は。
俺は…。



闇が自分を覆ってしまいそうだったから俺は顔をぶんぶんと振る。
それから、さっきコンビニで買ったブラックコーヒーを取るとプルタブを開けた。


それを俺は一気に飲んだ。


空腹にコーヒー一気は少し気持ち悪い。