千尋くん、千尋くん







そこには、ずっと1位をキープしていた3組の第4走者が、転んでしまっている姿。




いかにも体育会系って感じの女の子だったが、カーブでバランスをくずしてしまったらしい。




「あちゃー、ありゃあもう3組1位は無理だね」




ヒメちゃんのいう通り、ケガはないらしくすぐに立ち上がった彼女だが、転んでいる間にも他のクラスに抜かれていつの間にか最下位。




現在1位の2組とは、かなり距離の差ができてしまっている。






そして、その距離のままアンカーにバトンが渡っていき。








しばらくして、千尋くんにも青色のバトンが渡された。