千尋くん、千尋くん








た、確かにそれは恥ずかしい。




けど、逆にそれは千尋くんが見苦しいもの見せるくらいならこれ着ろよ、という意味にもなるわけで……。




いや、別に見せたいわけでもないけど、ちょっと悲しい。






「言っとくけど」




「?」





ちょっとだけしょんぼりしたあたしに、千尋くんがまた何かを付け足す。






「オレは別にあるみのパンツ見たくないわけじゃないし、見えたらむしろラッキーだと思う」




「ちっ、千尋くん……っ///」





ラ、ラッキーってなんだ!?






いや、正直嬉しいけど、もう少し言葉をオブラートに包んでほしいというか……素直すぎだと、思うのですが。