「何それ?居たのって…あっ!?萌また考え事してたでしょう?」

葵星が言った言葉に反応してピクリと肩が上がってしまう。

「図星ね……。ほら話聞くから…ねっ?とりあえず教室でよ?」

葵星につれられて教室をでていき空き教室に行く。

「で萌どうしたの?ほら私達、友達でしょ?」

葵星の言葉に涙腺は崩壊……。

「グスッ…き゛ら゛ら゛グスッ……た゛か゛さ゛き゛く゛ん゛とね…グスッ、付き合えてね、グスッグスッすごいね……幸せな゛の゛だけど私グスッ欲張りになっちゃったのかなぁ゛……。最初は付き合えただけで、グスッグスッ幸せだったのに……」

もう涙のせいで顔はぐちゃぐちゃで自分でも何を言ってるのかわからない。

でも、葵星は何も言わず黙って聞いてくれる。


「でもね、グスッた゛か゛さ゛き゛く゛ん゛とね一緒に帰ったりしてるうちに、グスッグスッもっと優しくしてほしいとかグスッ思っちゃったりして……そのこと思うたびに胸が苦しくなってグスッグスッどうして良いかわからないの………グスッグスッ」