朝6時。まだ話し合いは続いていた…。

『あきらめなよ新吾…。可愛いい女社長とモテない貧乏男でどう?』

もう疲れた…。


『………よし。100歩譲って貧乏は認めよう。しかし!モテないは余分だ』

100歩?
1歩も譲れないだろ!
それにモテないだろ。

『分かったよ』


『あとよ、よく恥ずかしくもなく自分の事、可愛いいとか言えるな?35だぞ?読者を騙す事に、胸が痛まないか?』


うっ…。

だ…騙してないもん…。

『じゃぁ…どうすんのよ』

『女社長と貧乏男でいいんじゃね?』


…ん~。なんかインパクト足りない。


そうして話し合う事、朝の8時まで。


やっとタイトルが決まった。

金持ち女VS貧乏男。



『じゃぁ直美、昔の事思い出して走り書きしとけよ。俺、文章にしてくからよ』


こうして、やっと携帯小説がスタートしました。