いつも弟キャラで鈍感で天然で──はぁーっ──ちょっと抜けてる恭太の私服は、想像以上にかっこよかった。 「遅くなってごめん…。」 「いっいいの!それより恭太…オシャレ…だね…。」 何だか変に緊張しちゃう。 「そんなことないよ。ところで、今日はどうしたの?」 「あっあの…今日はっその…。」 「?」 突然の本題に、焦ってしまう。