「緋次」 「はい」 「最後に、なにか言いたいことはあるか」 「………ありません」 「そうか」 貴重な人材がいなくなると、一昨日局長が語りかけに来てくれた。 最後まで俺に罵声を浴びせなかったのは貴方だけです。 今思い返せば、貴方のために生きれればきっと幸せだったろうね。