「隣に来いよ。ココ。」



自分の隣をトントンと叩いた。



「うん...。」


小さく返事をして隣まで小走りで移動した。



そして、少し距離を開けて座った。



このくらいがちょうどいいと思ったから。



「あれ?今日、髪巻いてる?」


「うん...。でも変だよね?」



気づいてくれたことがうれしい。


でも逆に自分の容姿に自信がなくなってへんなこと聞いちゃったかも。


「そんなことない、可愛いよ。って...あー。」



紫苑君は照れながらそういってくれた。



可愛いって...。


私って、ここのところちょっと運がいいのかもっ。