まぁ、これで仲直り出来るならいいけど。 『お母さんお母さん。』 おいでと手招きする。 「ん?なあに?」 『実はね。かくかくしかじか…。』 お父さんが式神に嫉妬してたこととかを話した。 「……。」 「まぁ…お父さんったら…。」 お母さんはニヤリと妖しく笑った。 ……確信犯?え、そうなんすか!? 「はは、気づくの遅かったね奈子。」 『ええっ!!』 あたしの驚きの声は夜の山に響いた。