着いて行くとそこにはピエロ。 でも、不思議と違和感を感じさせない。 バチッと視線が当たると、ピエロはにっこり笑った。 なんだろう…この感じ。隣からゴクッと生唾を飲み込む音が聞こえる。 『……はい。』 と、隣の人の頬に当てる。 「…っ冷たい。」 当たり前でしょ、凍ってるんだから。と笑うと、ピエロの手品は始まった。 被っていた帽子の中から鳩、その鳩は青く、 空と同化するように飛んで行った。