「…面白い。その提案に乗ろう。」 監督はあたしの提案を快くOKを出してくれた。 ―――――――― ―――― 「テメェ、どういうつもりだよ。」 あたしをセットの影に連れてきて睨んだ。 『さっきのままが良かったですか?』 多分あたしくらいしか気づいてないだろう。 ―――――――――――――――― 『監督、ギャップが撮りたいんですよね?』 「ああ。そうだが……?」 『なら、女装男装なんてどうですか。』 「…面白い。その提案に乗ろう。」