「あら、予定の時間になったわね…。」 予定? スケジュール帳を開いて確認した。 新しくデビューするあの双子を呼ぶんだろう。天才と呼ばれ、誰がマネージャーにつくかとか、とても期待されている。 俺としてはあんまり関わりたくはないが…。 『…打ち合わせって何時?』 「あ…、18時。」 びっくりしながら答えると、分厚いメガネをとり、ポケットから出したであろう黒縁メガネをかけた。