男装少女はアイドル②【完】



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「泣き止んだかしら。」


ズズッと鼻水をポケットティッシュでかみ、だされた紅茶に映る自分を見て、

「酷い顔だなぁ」と思った。


『ええ、……なんとか。』


「ねえ、その顔って整形なの?」


さっきまでの心配は一体…。

まぁ、悪い人じゃないしいいのかな…?


『陰陽師の術ですよ。それと胸揉まないでいただけませんか。』


「あら、私ったら。てへっ。」