「『よろしくお願いします。』」 並ぶと丁度、空が居て握手をする。 握った瞬間、ビクッとした。 顔は笑っているのに、力強くあたしの手を握りしめる。 いつもならもうちょっとくらい、雰囲気が柔らかいはず。 だけど近づきにくいような危険な匂いが漂う。 …別人…だよな。 そういえば…朝挨拶した時もそうだ。