龍樹、翔、新、陸人、セツナ、あたしは廊下を走っていた。 「ねぇ、僕達どこまで走らなきゃならないの!?」 そろそろ疲れたよ、と後ろの方から聞こえて来る。 「セツナ、どうにかならないの?」 「無理ですよ。 むしろ可能という方があり得ない話です。 何せ、あなたは魔界の王女。婚約式から逃げ出したんです。 婚約式には国一番の警備がいますし、こうやって逃げる他ないです。 力不足で申し訳ございません。」