男装少女はアイドル②【完】




龍樹、翔、新、陸人、セツナ、あたしは廊下を走っていた。


「ねぇ、僕達どこまで走らなきゃならないの!?」

そろそろ疲れたよ、と後ろの方から聞こえて来る。

「セツナ、どうにかならないの?」


「無理ですよ。

むしろ可能という方があり得ない話です。
何せ、あなたは魔界の王女。婚約式から逃げ出したんです。

婚約式には国一番の警備がいますし、こうやって逃げる他ないです。

力不足で申し訳ございません。」