男装少女はアイドル②【完】



吹っ切れる…か。

「そうだね。ありがとう翔。」
「…ん。」

小さく言った彼の声は、ハッキリ耳に届いた。


「……さてと。」


あたしは、立ち上がり、ドアに手をかけた。

ガラッ


「え?」

4人はバランスを崩し、倒れる。

無言でセツナの胸倉を掴み、睨むとほっぺたをつねった。


「痛ひれす……。」

「自業自得。」

大きな音に気づいた者が近づいて来る気配がした。