男装少女はアイドル②【完】


コンコン


「はぁ…やっと来た。」


「失礼します。」

もう誰が何をしに来たのか分かるため、背筋を伸ばして立ち上がった。

「どうぞ。」


「えっと…セツナ…だよね?」

ジェダ・タイルが静かに耳打ちする。


「……奈子様に近付かないで頂けますかロリコン野郎。」

「え、まさかのバレてた。」


わー凄いねぇと棒読みするとニヤニヤして笑った。

「奈子は愛されてるねー色んな人に。」