奈子Side

「なんで！！」
「仕方ない。諦めるしかないよ。」

キッとジェダ・タイルを睨みつける。


「諦めるしかない？あんたはそれでいいの？！」

「……っ。」
実は薄々気づいていた。ジェダ・タイルには思う人がいると。

その人は人間。まさに禁断の恋。


「ねぇ、手を組まない？」

「え、でも…。」
あと一押しくらいだろう。あたしは笑った。


「勿論役者は多くないとできないからね。」