「それがどうしたんだ?」 あざ笑うように視線を向けられ、唇を噛んだ。 現国王。16歳という若さでその座につき、冷酷な性格は親譲り。 昔から一目置かれていたそうだ。 そんな国王はまさに“悪魔の中の悪魔”。 「高橋奈子、 君が断る道は最初からないんだよ。」 あたしに笑いかける表情は少し諦めたようだった。 「話は終わったな?俺は行くぞ。」 さっきまで持っていた紅茶のカップを置くと、暗闇に消えた。