『失礼します。』 首筋を伸ばし、姿勢を正した。 メイドがドアを開けるより早く、扉を押した。 「遅かったな。」 『申し訳ございません。ですが、私はこちらにあまり長居する気はありませんので率直に申します。国王、婚約者とはどう言う意味ですか!?』 睨みつけ、同席していたジェダ・タイルを指差した。 これではまるで攻略結婚じゃないか!! だが、睨まれている国王は一ミリも表情崩さず紅茶を一口飲んで口を開いた。