男装少女はアイドル②【完】



「アイツらのおかげでというのが癪ですが、表情豊かになりました。」


『そ、そうかな?』

あんまり優しく笑うから少しびっくりした。

成長したと言われるのはうれしい。
するとドアが控えめにノックされる。


「奈子様、食事が用意できました。」


『分かった。…父さんはこっちに居る?』
「先ほど帰られました。」

ってことは長居するつもりだったのかな。


『ありがとう、すぐ行く。』