男装少女はアイドル②【完】



「はやくしろ!もうすぐ奈子様がいらっしゃるだろう!?」

バタバタと急ぐように大勢の者がドア前につく。

すると人間の背丈の倍もある屋敷のドアが開いて、人間界の制服を見につけた者が入って来た。
「お帰りなさいませ、奈子様。」


『……ただいま。』

召使に鞄を渡して服を一瞬で変えて自室に向かった。


「おかえりなさいませ。」
『…今は一人にして。』

何故だろう…、私は慣れてたはずなのに。