ごめん本当にごめんなさい。

臆病なあたしをどうか許してください。

「……奈子の馬鹿…!」


「おい!翔!!」


バンッと音がして走って行った。

その後を追うように他のメンバーも出て行く。


『……おい、……。』

「え?」


部屋からもう一人、出ようとしていた奴に声をかけた。