空気にあわないトーンで喋るのは彼。ジェダ・タイルだ。 「お前、空をどうしたんだよ!」 翔が声を荒げ、ジェダの胸倉を掴む。 相当強い力なのか先程まで持っていた紅茶のカップが床に落ちて割れた。 「……。」 「ありゃ。」 サーと空気の温度が10度下がった気がした。 「…あなた達、喧嘩は外で存分にやってらっしゃい。」 『…俺が社長にあげた紅茶のカップ。』 あたしは満面の笑みを浮かべた。 「(黒い拓哉のスイッチ入った…。)」