男装少女はアイドル②【完】



その言葉と同時に周囲が熱くなるのが分かった。


『!?』

「あ、ヤベ…。」


珍しく新は頭に手を当てた。その行動で、やっと気づいた。


「……なんやて…。」


陸人、お前か。

窓を閉め切ってるせいか、やっぱり熱い。


『この温度差は一体…。』


「ああ、拓哉は陸人が祭り好きなの知らなかったよな。」



なるほど…それでこの熱、か。

とりあえず、この熱を下げないとな…。