その言葉と同時に周囲が熱くなるのが分かった。 『!?』 「あ、ヤベ…。」 珍しく新は頭に手を当てた。その行動で、やっと気づいた。 「……なんやて…。」 陸人、お前か。 窓を閉め切ってるせいか、やっぱり熱い。 『この温度差は一体…。』 「ああ、拓哉は陸人が祭り好きなの知らなかったよな。」 なるほど…それでこの熱、か。 とりあえず、この熱を下げないとな…。