男装少女はアイドル②【完】



「なっ!!」


すでに何回も課題を出されてるんだけど、

高いプライドに傷をつけてしまうから、白紙で出している。

先生は、今年入って来た新人教師で、


あたしがそのプライドに付き合ってしまうと、

ある意味、



「新人潰し」になってしまう。


『念願の教師になった人を潰す趣味は無いです。諦めてください。』


「…っ。」


先生は俯いて、慌しく教室を出て行った。