でも誰かが近づいてくる気配を感じて、死角に来た。 「!?」 『(……静かに。)』 茜さんには悪いけど声を出さないように口を閉じてもらった。 目を閉じて気配を消す。 『(……気のせい?)』 可笑しい…さっきまで誰かの気配があったのに。 『……。』 とりあえず場所は移動したほうがよさそうだ。 ―――――――― ―――――― ――――