少しの衝撃。何が当たったのか確認するため見ると、

人の頭だった。

その人が何かを持ってたのか、バサバサッと落ちる。


「あっ…す、すみません…。」


『……。』


その声は女なんじゃないかってくらい高い声だった。

でも少し誰かの声に似てるような…。


そんなことより、と考えていたことを消して、拾うのを手伝った。



絵の具とスケッチブック…。

それに可愛らしいピンクのシャーペンだった。