暗闇の中にただ一つある



赤色の満月が

一人の男を見守っていた。


ザッ


男は自分の黒い羽を

部屋一杯に広げ、

ある物を見てニヤリと怪しく笑う。


「僕の可愛い可愛い婚約者…。」


そう言って、

可愛らしいフリルのついた服を


沢山バックに詰め込む。