陣痛が始まったみたい。

「ぅ゙、痛いょ゙」

立ってられなくなり、その場に座りこんだ。

「あの、大丈夫ですか?」

話しかけてきたのは、私と同じ歳くらいの男の人だった。

「……病院」

「へ?」

「病院に連絡してください……」

そこで私は、意識を手放した。