そうして、家に帰る事にした。 もちろん、二人で。 2日に1回は、お医者さんから電話がくることになった。 「おかえり……、ゆう。」 「………ただいま」 こんなかたちで、帰ってきてほしくなかった。 もっと、心から喜びたかった。