ゆうの病室よりも広く、中は華やかに飾られていて、とても病室とは、思えなかった。

それに、ウェディングドレスがあった。

「これって…」

「ビックリした?看護師さんに頼んで、病室貸してもらったのよ!」

「ウェディングドレスまで……」

「それは、私達からの、結婚祝い♪」

「千晴さぁん」

私は、泣きながら千晴さんに抱き着いた。

「コラコラ!抱き着かれたら、ゆうに怒られちゃうわ!!それに、目が腫れたら大変よ」

「千晴さん、大好きです」

「アハハ!こんなとこ、ゆうが見たら怒られちゃうわ♪ほら、泣かないで!?」

私は、一生懸命泣き止んだ。

「千晴さん、ありがとうございます!」

「いえいえ♪目が腫れなくてよかった!じゃあ、やろうか!?」

「はい!よろしくお願いします」